この年末年始を利用して,学生時代に使っていた実家のノート PC (Lavie N LN500/9DB) を強化しました。
具体的には,
- HDD を SSD に換装
- メモリを 512MB (256MB x 2) から 2GB (1GB x 2) に増設
を行いました。とりあえず 1. について画像を織り交ぜて書きます。
iPhone の分解とかに較べるとニーズが皆無かと思いますが,まあ自分の備忘録になれば十分。
まず,このノート (PC Watch の記事,これの Pentium M 1.5MHz モデルだが厳密には直販で買ったのでスペックは異なる) は HDD が IDE 接続されています。IDE 接続の HDD は最近あまり聞かないし,実際選択肢としてはそんなになかったが,入手性や価格から CFD の CSSD-PMM64WJ2 にすることにしました。
この SSD は J-Micron の JMF612 というコントローラを搭載しています。SSD 登場直後からベンチをチェックしていると,「J-Micron = プチフリ」という印象がありますが,調べたところでは,JMF612 はいわゆるプチフリが起こることはないようです。
1/2 に秋葉原の Tsukumo で 9,980 円で購入。ついでに IDE 接続の 2.5 インチ HDD ケースを購入。
写真は地下鉄御茶ノ水駅を降りて秋葉原に向かう途中に,神田明神通りから見た 1/2 の神田明神。左に見える店で甘酒を買ったことが何度かあります。
さてここからは取り付け。
ノートを裏返して右側 (写真では上側) のネジ留めされたパネルを開けると,すぐ HDD にアクセスできます。
但し HDD と筐体もネジ留めされているので,それも外す必要有り。
そうしたら,HDD の先端についているフィルムを引っ張って HDD を引き出します。結構力を入れる必要があったと思います。
左が取り出した HDD,右がこれから取り付ける SSD です。ここでとりあえず気になるのが,HDD に付いていて引き抜くときに引っ張ったフィルムです。HDD 全面に張ってあります。
これを SSD に張り替えようかと思ったのですが,かなり強く粘着しているので断念。
なのでその代わりにセロテープを取り出し側に張って代用としたのですが,次に取り出す時は途中ではがれてしまう可能性が50%くらいあり(笑)。まあそんな必要がなければよいのですが。
SSD を装着するときは,単に押し込むだけ。然し写真を見ても分かるように端子が何十本もあるので,少しでもずれていたらちゃんと入らないのではないかと不安になりますね。
実際,押し込むときはなかなか嵌らず焦りました。最後に「ドゴッ」って感じで何とか入りました。
以上で換装は終了。
そしてリカバリディスクから OS を再インストール~XP SP2当て~XP SP3当て。
無線 LAN が全然ダメになって,ON スイッチを押すと必ずブルースクリーンになるという最悪の状態になりましたが,NEC のサポートサイト (121ware) からドライバを入れたら解決。
CrystalDiskMark 結果。左が換装前の HDD,右が換装後の SSD の結果です。
OS を入れた直後ということもあるかもしれませんがものすごく数値が上がりました。
Read を見るとシーケンシャルリードが約4倍,512Kランダムリードが約6倍,4Kランダムリードが約56倍!という結果に。(なお4K QD32 は NCQ 用ベンチということで,IDE-SSD は NCQ に対応しているはずがないので無視。) ライトはリードほどではありませんが,それでも数倍にはなっています。
ベンチを見慣れた方だと,最近の 200MB/s を軽々と超えた SATA の SSD に較べてしょぼいと思われるかもしれませんが,これでも元がひどいので十二分に速いです。
体感としても,別物と思えるほど早くなりました。換装前は,それこそブラウザのタブを切り替えるだけでも数秒かかったり,エクスプローラで「新規作成」をしようとするだけで数十秒待たされることもありましたが,そういったことは一切なくなりましたし,起動・終了もかなり速くなりました。
もっとも,この辺りはメモリを2GBにした効果も確実にあると思うので,どこまでが SSD の恩恵かは分かりませんが。
ということで年末年始は楽しめました。
メモリも含めて1万5千円程度で済みましたが,これであと XP のサポートが切れるまでは快適に使えそうです。