洗剤の詰め替え用について

洗剤の詰め替え用については,結構前から変だとは思っていた。本体をそのまま買うより,詰め替え用のほうが割高な場合が多いと。あと,インスタントコーヒーでも感じていた。

  • 液体洗剤の詰め替え用ってズルい…大概,標準パッケージ品の8~9割の量しか実は入っていない。それで値段は量相応か,寧ろ割高の場合も。似たような例としてシャンプーもいえるかも。 posted at 2011/10/22 11:09:25
  • ネスカフェゴールドブレンドの通常品(瓶入り)が100g578円、詰め替えパッケージが80g598円というのは何かが間違っている気がする。 posted at 2011/12/17 14:15:37

昨日はそれについて少しまとめてツイートした。

  • 以前にも思ったが,洗濯用の液体洗剤の詰め替え用の価格設定が理解不能。今日も,普通のが400g入りで298円,詰め替え用が320g入りで268円で売っており明らかに詰め替え用のほうが単価が高い。 posted at 2012/06/23 12:05:28
  • 詰め替え用を使ったほうが環境に優しいのは分かるが,消費者のインセンティブなしでは,メーカーの独善だろう(僕だって心情的には詰め替え用を買いたいが,ここで買うと独善を押し付けられた形になり気分が悪い)。若しくは販売店の事情かもしれないが,何れにせよ現状は変だ。 posted at 2012/06/23 12:13:44
  • ここの詰め替え用全く意味がない…。 http://t.co/ND5jg6nN posted at 2012/06/23 16:39:56
  • 他の何店かも見た限りでは、柔軟剤やおしゃれ着用洗剤には詰め替え用の方が単価が安い場合もあったが、通常の洗剤(アタックneo、nanox等)では詰め替え用のほうが単価が安いケースは皆無であった。 posted at 2012/06/23 17:32:33

その後,詰め替え用について以下のまとめを見つけた:

実は割高なつめかえ用商品まとめ【洗剤、柔軟剤編】

その中のリンク記事も参考になった。

少し僕は誤解していた。
詰め替え用というのは「地球環境への負荷を減らすためのもの」だと大雑把には考えていたのだが(これについては後述),上記記事では,「詰め替えのほうが利益率が良い」とある。
いや,利益率がいいのは別によいのだが,実際に詰め替え用の単価のほうが通常版より高く,それを買うと消費者が損をすることになっては,詰め替え用は売れず,「地球環境への負荷を減らすため」という目的(と思われたもの)は全く達成されない。
第一,「詰め替え用の方が容器代は安い」(前述リンク記事)のなら,仮に通常版と詰め替え用で全く同じ容量として,利益率を同じとしても価格は下がらないとおかしい。そこを,記事によれば,消費者に損をさせてまで利益率を上げているというのである。

「詰め替え用は地球環境への負荷を減らすためのもの」…と書いたが,これは本来「消費者にとって」ではなく「メーカーにとって」であるべきはずだと思う。
エコになるから…という消費者の思いにつけこんで,詰め替え用の利益率を上げ,通常版より単価を高くする,などという戦略を立てていたとすれば,とても良心的なメーカー・販売店とは思えないが,他に理由としては1つくらいしか考えられないので,そう邪推したくなる。実際,僕も同じ洗剤を続けて使うなら,詰め替え用のほうがエコだからそれを買おう,という認識はあった。

(なおもう一つの理由としては,前述のリンク記事ではこちらの方が主眼っぽいが,「詰め替え用は通常版よりも容量が数割少ないにもかかわらず,絶対的な価格としては,詰め替え用のほうが安いことが多いので,消費者が割高に気づかないことを期待しているのでは」ということである。これについても,全く良心的な理由とは思えないが,僕のようなケチなら当然のように気づくので(笑),第2の理由ということで。)

本当にメーカーとして地球環境への負荷を減らしたいのなら,利益率は同じかもしくは多少下げてでも,通常版より詰め替え用のほうが売れるように価格を割安にすると思うんだけどなあ…。可能ならば,利益率はちょこっと上げ,消費者への価格単価を下げれば,うまくいきそうな気がするが(前述のように容器コストは詰め替え用のほうが安いのだから不可能ではないはず)。そうしないなら,その気がないとしか思えない。メーカーとして利益を追求するのは勿論自然だと思うが,そこで消費者のエコの意識に付け込む,というのは違和感がありすぎる,たとえ結果的にエコに寄与するとしても。

まあ詰め替え用を買わなければいいだけの話なんですけどね(笑)。実際,通常版のほうが安いことが殆どなので詰め替え用を買わなくても何も損することはないし。詰め替え用のほうが単価が安ければ,そもそも買わない理由はないし。うーん簡単な話なんだけどなあ。

放射線に関する公開講座に参加

今日 (2012年2月19日(日)),近所の大学で,「放射線を知る」という公開講座があったので参加してみました。
近いし無料だし,ということで散歩がてら気楽に。

内容としては,理工農医4研究科合同ということで,5人の先生が登壇され,色んな話が聞けました。特に原発事故に関連する話題に限定されていたわけではありません。
自分は勿論放射線については詳しくないので,ふーんという感じで聞くだけでしたが,とりあえず備忘録的に。

  1. 人は常に被曝している
    例えばカリウムには0.01%の割合で放射性同位体が含まれていて,バナナなんかを食べると放射能を体内に取り込むことになる。細かい数値は忘れたが,食品中の放射性セシウムの新基準などと較べても,無視できるほど小さい量ではない程度だったはず。
  2. 放射線は身近でも色んなことに使われている
    半導体改質,電線改質,注射器や手術用具の滅菌とか,色々挙げられていましたが,おや,と思ったのは,食品照射も行われているということ。滅菌など安全確保や,供給確保が目的だそうです。例えば,ジャガイモの芽止めなどに効くそうです。ただ,日本では行われていないらしい。
    「食品への放射能付着が問題になっているけど,放射線の食品照射でどのくらい放射能が残るの?」…というふうにちょっと考えてしまったのですが,それについては放射線照射では放射能は残らない,というのが答え。当然といえば当然です。
    ただ,植物の組織の破壊などが全くないともいえないようで,この辺りは寧ろ遺伝子組み換えの作物などと近い感覚なのかなと思いました。
  3. 放射線で可視化 (イメージング) やトレーサー実験などが行える
    例えば植物に放射線を当てることで,どの部分に水が行き渡っているかが可視化できる。確か原理としては流れのある H 原子のスペクトルを利用するとかいう話だったと思う。
    同様に,水田に落ちたセシウムが稲にどのように取り込まれたのか,東北を飛んでいたウグイスにどのくらいセシウムが付着しているか,なども放射線を利用して分かるということで,実際の結果の写真の紹介などがありました。
  4. 国際的な合意のある被曝の影響
    とりあえず,100 ミリシーベルト被曝するとがんになる可能性が 1.05 倍になり,それ以上の被曝は発がんの可能性がリニアに伸びていく。反面,100 ミリシーベルト未満の場合には統計的には (→広島・長崎の原爆,チェルノブイリ原発事故などの後の追跡調査の結果によると) 有意な結果は得られていないそう。これは UNSCEAR という国連の委員会が報告したことで,これが被曝に関して科学的に国際的な合意のある内容ということです。また,日本の法律もこれをベースにしているとのこと。
    勿論,なら 100 ミリシーベルト未満なら被曝してもよい,ということではなくて,100 ミリシーベルト未満についても,100 ミリシーベルト以上の場合の延長として考えて (つまり,10ミリシーベルトで発がん確率が 1.005 倍ということになる),正しくリスクとして認識する必要がある,ということだと思います。例えば喫煙や飲酒,肥満,運動不足など発がんリスクは他にもたくさんあり,それらと同列に考えるべき…と医者の立場では説明するべきと言っていました。
    よく言われることですが,放射能が少しでも付いているかもしれない野菜は食べないので食事が野菜不足になり,外部被曝が怖いので内に篭って運動不足になり…といった生活になってはそのほうががんなど健康に与える影響が大きい,という説明もありました。

といったことが印象に残りました。正直,眠っていた時間も長かったんで(笑),特に医学の先生が話した時は殆ど記憶が飛んでおります。
ただ,まあ結構参考になったなと思います。

自分などは,日頃の食べ物に放射能がどのくらい付いているか,など考えたこともなく,食品とかがれき処理とか,ちょっと騒ぎすぎじゃないの? と思うことも多いです。
その直感は概ね間違っていなかったかな,というのが放射能汚染に関しての今回の感想です。
ただまあ,小さい子供がいるとか,原発から近いとか,個々の事情があるし,放射能なんて限りなく少ないほうがいいのは確かなので,神経質になるのも分かります。結局,個人の問題で,マスコミ等は正しく騒いでくれと思います。
ソフトウェアのテストで,完全にバグがないのを証明するのは事実上不可能で,実際のテストではどれだけコストをかけられるかが問題,というのと似ていますね。放射能ゼロの野菜を10倍の値段で買うに値するとその人が思えばその値段で買えばよいのだし。
ただ,テストしなくても正しく動くことがあるのと同じように,何の検査もしないで「大丈夫です」と言うのは最悪ですが。あくまで検査の結果,定量的な放射能の量が明らかになっていないと判断はできないことになります。だから,同じ理屈で,放射能ゼロという野菜があって,それを買うのなら,その証明または主張を受け入れた結果買う,という姿勢が必要です。変な言い方ですが,放射能を気にするなら買う側にもそれなりの覚悟が必要ということがいえると思います (勿論,国の基準はどれを選んでもクリアされているという前提で,それ以上を目指す場合です)。

それと最後に,「『科学的に』といった場合にその分野で多数発表されている論文のうちどれか1つにでも述べられていれば,それは科学的根拠があるということになってしまうが,(特に昨今の放射能の分野はそうなのだと思いますが) 特定の主義・思想や政治的な思惑が絡んでいるので特定の論文に載っている主張があったとしてもそれが真に科学的とはいえない,全体として客観的に見て判断しないといけない」という話があり,これは放射能の話に限らず科学技術に関わる人間としては銘記すべきことだと思いました。

本郷で見た「緑の鳥」

私は公言している通り,東京都文京区近辺に生息しています。
文京区の色々についてもいずれ書きたいと思いますが,今回はある「緑の鳥」について。

文京区に東京大学本郷キャンパスがあり,うちからもほどほどの距離にあります。
「東大ほど入りやすい大学はない」…と書くと絶対誤解されるのですが,勿論キャンパス内には,という意味です。はっきりいって,公園としか思っていません(笑)。よく子供連れの家族が遊んだりしています。この前などギンナンを拾っているおばさんがいました。
(一応断っておくと私は東大出身ではありません。が,キャンパスへの親しみは母校以上かも。)

それで,ジョギングのついでによく立ち寄るのですが,確か2010年の秋頃が最初だったと思いますが,安田講堂の前の広場で休んでいる時に,ちょっと変わった鳥が気になるようになりました。
それは緑色をしていて,集団で行動し,ギーギーうるさく鳴き(オナガに近い感じ),何より壁に留まるのです!
コウモリみたいですね。

他の場所ではあまり見る機会がなく,気になっていたのですが,野鳥の図鑑などを見ても,これという鳥は見つかりませんでした。
緑の鳥なんてウグイスかメジロくらいしか知りません。

それがついに,昨年の暮れにようやく写真を撮ることができました。
以下がその鳥です。

木に留まっている緑の鳥

木に留まっている緑の鳥

東大正門~安田講堂のイチョウ並木の,最も安田講堂側の1つに留まっている緑の鳥。
重そうな割には枝の先に器用に留まっています。

校舎の壁に留まる緑の鳥

校舎の壁に留まる緑の鳥

安田講堂前の広場から見た,法文1号館?の壁に留まっている緑の鳥。
何と言うかものすごく図々しそうな顔つきですね。赤いクチバシがポイント。

…ということで,1年越しで恋焦がれた緑の鳥は,肥ってるし顔は生意気だし鳴き声はうるさいし壁に留まる姿が気味悪いし…という褒めるところが全くない鳥でした。

さらに,ネットで調べてみると,この鳥は,「ワカケホンセイインコ」というそうです。
元々,砂漠やジャングルに生息していて,日本ではペットが野生化したと見られているようです。さらに原産国では「害鳥」らしいです。東工大のある大岡山に大規模に生息しているようですね。
日本鳥類保護連盟のサイト
東工大幸島研究室のサイト

「害鳥」といわれると,思わずさもありなんといった感じがしました。

LaVie N (2004年モデル) の HDD を SSD に換装

この年末年始を利用して,学生時代に使っていた実家のノート PC (Lavie N LN500/9DB) を強化しました。

具体的には,

  1. HDD を SSD に換装
  2. メモリを 512MB (256MB x 2) から 2GB (1GB x 2) に増設

を行いました。とりあえず 1. について画像を織り交ぜて書きます。
iPhone の分解とかに較べるとニーズが皆無かと思いますが,まあ自分の備忘録になれば十分。

まず,このノート (PC Watch の記事,これの Pentium M 1.5MHz モデルだが厳密には直販で買ったのでスペックは異なる) は HDD が IDE 接続されています。IDE 接続の HDD は最近あまり聞かないし,実際選択肢としてはそんなになかったが,入手性や価格から CFD の CSSD-PMM64WJ2 にすることにしました。
この SSD は J-Micron の JMF612 というコントローラを搭載しています。SSD 登場直後からベンチをチェックしていると,「J-Micron = プチフリ」という印象がありますが,調べたところでは,JMF612 はいわゆるプチフリが起こることはないようです。

1/2 に秋葉原の Tsukumo で 9,980 円で購入。ついでに IDE 接続の 2.5 インチ HDD ケースを購入。
1/2 の神田明神
写真は地下鉄御茶ノ水駅を降りて秋葉原に向かう途中に,神田明神通りから見た 1/2 の神田明神。左に見える店で甘酒を買ったことが何度かあります。

さてここからは取り付け。

ノートを裏返して右側 (写真では上側) のネジ留めされたパネルを開けると,すぐ HDD にアクセスできます。
但し HDD と筐体もネジ留めされているので,それも外す必要有り。
そうしたら,HDD の先端についているフィルムを引っ張って HDD を引き出します。結構力を入れる必要があったと思います。

取り出した HDD と取り付ける SSD
左が取り出した HDD,右がこれから取り付ける SSD です。ここでとりあえず気になるのが,HDD に付いていて引き抜くときに引っ張ったフィルムです。HDD 全面に張ってあります。
これを SSD に張り替えようかと思ったのですが,かなり強く粘着しているので断念。
なのでその代わりにセロテープを取り出し側に張って代用としたのですが,次に取り出す時は途中ではがれてしまう可能性が50%くらいあり(笑)。まあそんな必要がなければよいのですが。

SSD を装着するときは,単に押し込むだけ。然し写真を見ても分かるように端子が何十本もあるので,少しでもずれていたらちゃんと入らないのではないかと不安になりますね。
実際,押し込むときはなかなか嵌らず焦りました。最後に「ドゴッ」って感じで何とか入りました。
以上で換装は終了。

そしてリカバリディスクから OS を再インストール~XP SP2当て~XP SP3当て。
無線 LAN が全然ダメになって,ON スイッチを押すと必ずブルースクリーンになるという最悪の状態になりましたが,NEC のサポートサイト (121ware) からドライバを入れたら解決。

HDD CrystalDiskMark 結果SSD CrystalDiskMark 結果
CrystalDiskMark 結果。左が換装前の HDD,右が換装後の SSD の結果です。
OS を入れた直後ということもあるかもしれませんがものすごく数値が上がりました。
Read を見るとシーケンシャルリードが約4倍,512Kランダムリードが約6倍,4Kランダムリードが約56倍!という結果に。(なお4K QD32 は NCQ 用ベンチということで,IDE-SSD は NCQ に対応しているはずがないので無視。) ライトはリードほどではありませんが,それでも数倍にはなっています。
ベンチを見慣れた方だと,最近の 200MB/s を軽々と超えた SATA の SSD に較べてしょぼいと思われるかもしれませんが,これでも元がひどいので十二分に速いです。

体感としても,別物と思えるほど早くなりました。換装前は,それこそブラウザのタブを切り替えるだけでも数秒かかったり,エクスプローラで「新規作成」をしようとするだけで数十秒待たされることもありましたが,そういったことは一切なくなりましたし,起動・終了もかなり速くなりました。
もっとも,この辺りはメモリを2GBにした効果も確実にあると思うので,どこまでが SSD の恩恵かは分かりませんが。

ということで年末年始は楽しめました。
メモリも含めて1万5千円程度で済みましたが,これであと XP のサポートが切れるまでは快適に使えそうです。